今月の園だよりは「夏の冒険」というテーマで職員のみんながそれぞれの冒険や思い出を書いてくれました。私もそのお題に沿って書きました・・・学生の頃にした「北海道一周旅行」についてです。お金に余裕がなかった学生時代だったのですが、夏休みに2週間くらいかけて友人と二人でバイクで北海道1周しようぜ!となり、若いからできる勢いに任せてすることになりました。
ナビをバイクにつけることなんてない時代なので、頼るのは道路の標識と地図(スマホもないので紙の地図)テントに寝袋にガスコンロに・・・毎日野宿覚悟で始めた旅行でしたが・・・ひたすらテントは耐えられない・・・(夏でも結構寒かった・・・)3日に1回は布団で寝たい・・・となり、安いライダースハウスを探したり(アウトドア派ではないので・・・)スーパー銭湯に行ったら、なけなしの財布を盗まれて警察に行ったり・・・(お金はすられて財布はゴミ箱に・・・おかげで免許証は無事)
そんなこともありましたが、いろんなところに行きました!出会いがありました!納沙布岬や知床、網走や摩周湖、襟裳岬・・・そして、本州にはないであろうひたすらまっすぐの道!(しかも車もほぼいない!!)
それもこれもひっくるめてあの時にしかできないことだったなぁ~と思っています。なぜって、一気に1周できる時間があったから!(働いていたり、家族がいたら、なかなか無理なこと・・・)そう考えると、若い時の経験ってとても貴重なんだなぁ~と思います。
若い時の経験、若さゆえの勢いってとてもすごい事なんだと40歳後半の自分は思っています。若さゆえの経験・知識不足はしょうがない事。頭ではわかっているつもりだけど、エネルギーが勝ってしまう。それが良い結果だったり、悪かったり・・・人としてのラインをこえなければ、それはこれから歩んでいく糧になるんだと思っています。そう思うので、子どもたちには自分で考え、判断して、エネルギーをぶつけてほしい!成功することより、失敗したほうが記憶に残ると思ています。嫌な記憶を消すために、次は成功しようと考えると思うのです。
泣いて、笑って、考えて・・・自分の経験値を上げていってほしいと思っています。
失敗したってしょうがない!次行こう!!と認めてくれる社会の目がもっともっと多くなりますように
第2 たもつ
この頃、雨が多くてじめじめとしていますね・・・去年はいつ梅雨?と思っていたほどなので、梅雨時期らしいと言ったらそうなのでしょうが、私が小さい時に比べると局所的な大雨が多くて被害が大きい・・・全国まんべんなくしとしとと降ってもらえればうれしいですが・・・
そんな蒸し暑い時期ですが、先日、幼保小の交流が近くの小学校であり、5歳児いるか組が行ったのについていかせてもらいました。歩いて15分くらいですが、行きも帰りもみんなもりもりと歩いてあしか組の時とは違う、やっぱりいるか組になると心持ちが違うのかと感心!
交流ではどんなことをしたかというと、体育館で5年生とのレクリエーション、1年生の教室で1年生とカプラでの遊び。他にも保育園がきていたので、それぞれ交流ができるようにチームとなって行いました。
1年生とのカプラ交流は初対面なところもあり、みんなでなんか作ろうよ!!とは子どもたちの力だけではできずに大人の手も借りながら作っていた感は否めませんでした・・・(けど、それはしょうがないこと。そこから、これからの交流をどうするかのきっかけづくりになれば良いかとは思います。)そして、5年生の子たちの園の子たちへの気遣いがとっても素敵!!5歳くらいしか離れていないのにこんなにも違うのか・・・大人になってからの5年とは比べもにならん・・・恐るべし子どもの成長・・・と再認識(笑)
そんな再認識を楽しみつつカプラ交流の場で見学をしているときに小学校の先生と話をした際・・・
保育園で最年長の子どもたちが小学校に行くと最年少になり、いままで保育園でできていたことを上の学年の子がしてくれているという現実もあるからどこまで手をかけてあげるのが良いのでしょうね~?
とぼそり・・・なので・・・保育園では何でもできるけど、環境が変わることで不安も大きくなるだろうし、園の中では頑張っているかもしれない。そこを上の学年の子どもたちが甘やかしてくれるのはあってもよいんじゃないですか?と伝えました。
できることがあれば、自分から離れていくし、そうでなければ甘えるだろうし、まずはお兄さんお姉さんって優しいんだなぁ~そんな人になりたいなぁ~っという憧れが持てる環境がとても大切なんだろうなと思っています。
それは保育園でも一緒で年長児がいろんなことができるのも先輩たちを見てきたからあんないるかになりたい!いるかになったからあれもこれもやりたい!その思いはとっても大切!
それは保育園でも小学校でも中学校でも高校でも大人でも一緒なんじゃないかなぁ~憧れるって生きていこうとする力の源なんじゃないかなぁ~だからこそ幼保小の交流で憧れるお兄さんお姉さんにあえて、あんなふうになりたいなぁ~と思えるきっかけづくりになってくれれば嬉しいなと思うのでした。
第2 たもつ
新年度が始まり、更新できたのは調理補助募集のお知らせのみ・・・細々とできればよいかと思ってはいたのですが、それにしても細々というより先細り・・・もしかして、このブログを見てくれていた人がいるかもしれないのに・・・そして、新年度開けた時くらいはしっかり書かないと、と思いつつこの時期にまで来てしまいました・・・
今日は健康診断でした。
園医の榊原先生がきてくれ、子どもたちの健康状態を見てくれます。もう園医になっていただき、20年近くになります。私が園長になってから、先生を送迎することがあるのですが、その車の中で話したことから思ったことを書ければなぁ~なんて思っています。
第2の診察が終わり、本園に向かう途中、「見えること」と「聞こえる」についての話になりました。
健常(この言葉が適切かわかりませんが、便宜上使わせてもらいます)の人にとっては見える情報はとても大切というけれど実は聞くことの情報というのは想像以上にあるという事なのです。
その話の中で出してくれたのが、ヘレンケラー。ある時、取材をしていた記者がヘレンケラーにインタビューをした時、
(見えない)目と(聞こえない)耳のどちらかが直るとしたらどちらが良いですか?
という質問をしたとのこと(意地悪な質問・・・)。その質問に対して、ヘレンケラーは聞こえる耳が欲しいと答えたの事です。
えっ・・・聞こえることを取るんだ!見えることのほうが、情報取得のためには良いんじゃない?と内心思ってしまいました。
しかし、あとから説明を聞くと確かに・・・と納得。見えなくても、触ったり、他の人からの声で自分の周りの状況やその名前や性質は知ることができます。しかし、聞こえないと物体としては見えるけど、言語での認識ができないということは目の前にあるものの名前もわかることが難しいという事。
私は目も見えて、耳も聞こえます。
生まれついて見えないこと、聞こえないことが不自由だろうな、だからこそ何か役に立てることはないだろうかと考えています。しかし、その状態が本人の中では普通なので、必要以上の手出しはおせっかいの何物でもないんだろうなぁ~とも思ってしまいます。
自分ができることができない人はかわいそうなのか?ハンデがあって、かわいそうだから手を貸すのか?そうじゃないんだろうなぁ~
おたがいさま
なんだろうなぁ~みんないろいろあるんだからお互いさまなんだろうになぁ~どんな人でも同じ社会で暮らしていける世の中になってほしいなぁ~と思うのでした。
(第2)たもつ
寒い、寒い・・・早く春が来ないかなぁ~というよりは、なんかいつ冬本番が来るのか?と待っていたら、あれ?春になるの?
という感じが否めない今日この頃・・・もすっかり梅の花はきれいに咲いて、またこの時期が来たなぁ~と思います。
そんな時期に近くの保育園4園が集まって、交流をすることになりました。今回集まったのは2回目?3回目?くらいでまだまだ他の園の子の名前までは・・・
それぞれの保育園の紹介をしてから、じゃんけん列車をして、次に4月から行く学校ごとに分かれてのクイズ大会をすることになりました。
1つの小学校でそれなりの人数になるところやいくつかの小学校が集まって1つのグループになるところ5つくらいのグループに分かれてのクイズ大会でした。
色々な保育園でのグループだけど、その先の小学校では一緒のクラスになるかもしれない!そんな気持ちがあると、気持ちはぐぐっーと近くなるだろうな~だからなのか、クイズの問題をだすと話し込んでいる姿が見られました。最初はよそよそしいけど、ちょっとずつ話せるように・・・
今までの積み重ねももちろんあるけれど、目的地(就学先)が一緒の子がいる安心感はあるだろうなぁ~
うちの保育園は60人定員です。これは0歳児から5歳児まで。そのなかで5歳児は12人。12人がみんな同じ学校に行くことはないので、1人だけということもあります。もうこの時期、子どもたちは自分がどこの学校に行くのかも知っていますし、同じ保育園の仲間が自分とは違う学校に行くのもわかっています。その中で、小学校という楽しみだけど未知数なところに行く顔をこの時期に知ることができるのは心強いだろうなぁ~と思います。
クイズの後には自由時間でしたが、同じ保育園で固まってというよりは、グループごとに遊んでいた感じがあります。
保育園で過ごしている時間は長い子で6年。その中で毎日の生活を共にする仲間の絆は強いと思います。強ければ強いほど、外に羽ばたいていくときに不安は大きいでしょう。けれど、これから羽ばたいていくみんなに、大丈夫だよと伝えてあげたい。
だって、保育園で仲間ができたじゃん!
だから、これから進むべきところでもきっと仲間はできるよ。恥ずかしいかもしれない、不安かもしれない・・・色々な思いはあるけれど
きっと相手もドキドキしているはず
ちょっとずつで構わないから友だちを、仲間を作ってほしいと思います。保育園の時よりもっと仲良くなれる友だちができるかもしれない!
世界はとっても広いから人は人とかかわることで人になるので
だからこれからも色々なことに触れあって、たくさんのことを思って考えてほしいと思うのでした。
第2 たもつ
久しぶりの積もるほどの雪に子どもたちの目は輝いていました!(大人は帰りの手段に考えるのに必死・・・)先のことは置いておいて この雪を楽しみたい!と思いつつ楽しめなくなっているのは年をとった証拠・・・子ども達はひたすら「今」を楽しむ・・・はぁ~
そんな始まりの2月ですが 1月から3月までの間はなにかと行事?が多かったりします。1月は・・・
年末年始の休みでいつもとは違う休み
そんな休み明けに獅子舞がきてくれました。
みんなぎゃー!!と大泣きする子が続出でした。
毎年来てくれる獅子舞&お囃子の方々には感謝です。
鏡開きをしました。
みんなで鏡餅をみんなで順番にとんとんたたき割り 無病息災を祈りました。
ちなみに鏡餅は12月の餅つきの時についたお餅で作ったものです。
隣の小学校(今は廃校でコミュニティーセンターが入っている)で地域の方がどんど焼きをしたので見学に
5年ぶりということもあるのか 火の勢いがすごくて子どもたちも見入っていました。
後日、保育園でもどんど焼きをし、みんなでお団子を火であぶって食べました。
毎年恒例の味噌づくりをしました。
前日から調理室のコンロは豆を煮るために占領されて、その日はお弁当持参。
お弁当の日なので、大きい子はちょっと遠くまで足を延ばすことができました!
味噌づくり当日はみんなで大豆を踏んでつぶしました。
つぶした大豆と麹と塩でまぜて甕の中へ投げ入れる!
そして、味噌のもとは甕の中でゆっくりしてもらい、来年にはおひるごはんの材料になります。
2月は・・・
というより2月と言えば、豆まきです。
例年通りにオニはやってきたのですが、投げるマメは煎り豆からカラーボールや新聞紙マメに・・・
時代の流れだなぁ~と思いつつ、オニは怖いものという価値観はいつまでも変わらないなぁ~と思うのでした。
登園する日は多くはないけれど、文化的な行事は結構多い。
(1月は年始のお休みや祝日が2日あったり、2月はほかの月に比べて日数が少なかったり)
そんな文化的な行事に加えて、1年のまとめを見据えての動きが出てきたり、次のステップへの準備を見据えたり・・・
なんだかせわしない・・・
だけど、子どもたちはその時その時を生きている気がします。
今を一つ一つ正面からぶつかっているからこそ、輝いて見えてしまうのだろうなぁ~
日々が忙しいと、どうしても「先」を見ることが多くなってしまうけど
子どもたちみたいに「今」を大切にできれば、きっと「先」への不安は少なくなっていくのかなぁ~
とも思っています。
(「今」しか見てない大人ばかりだとそれはそれで大変ですが・・・)
「隣の芝生は青い」とはいうけれど「自分の家の芝生も青い」と言えるような日々の送り方ができるように心がけよう・・・
「子どもはいい」けど「大人もいいよ」と胸を張って言える大人になりたいなぁ~
(第2 たもつ)
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